先週の土曜日と日曜日に六年生の卒業大会が行われました。

本当はもっと早くブログに記載したかったのですが、もう少し自分の頭や感情を整理したかったので遅くなってしまいました。

昨年から感じていたのですが、彼らは強いチームとの試合では負けるというより、壊滅的な惨敗をしまいます。その原因を考えているのですが、明確な答えは見当たらず、おそらく技術、体力、戦術理解等々、どれか一つという事ではなく、細かな原因がたくさん重なり合っているのでしょう。しかしサッカーでは、強いチームが必ず勝つという事ではありません。弱いチームが強いチームに勝つ事も可能なスポーツです。

それには劣性においても冷静な判断でピンチの芽を摘み、相手に絶対に負けないという気持ちで、勝負どころではリスクを負って勝負する度胸が必要です。

しかし彼らの場合は、強い相手のプレッシャーに晒されると、視界が狭くなり一瞬にして思考が停止しているように見受けられます。試合をしている本人達は現実感が無く、霞の中で試合をしているような感じかもしれません。

個人それぞれはとても上達しています。しかし一人一人の力を合わせてチームの力が増幅する事無く終わってしまったのは、とても残念なことです。

さて厳しい事を書いてしまいましたが、上記の通りみんな上手になっていますし、新たな可能性を見せてくれた選手もいます。優秀選手の一人に選ばれたそう君は、このクラブに来た頃に比べ、柔軟な判断と柔らかいプレーを身に付け、FWのこうた君とりくお君はフィジカルを活かした突破力に磨きを掛けました。その他の選手たちも一年前に比べると力強くなってますし、技術も向上しています。

残念ながらフィジカルに優れた選手が少なかったので、この年代では結果が出ませんでしたが、中学生になって筋力が付けばみんな優れたプレーヤーになれると思います。

とにかく継続する事。まだ何も始まってない。

投稿者 松尾