毎週水曜日の夜と木曜日の朝に活動しているヨガレッスン。木曜日の朝はさすがに主婦の方が中心ですが、水曜日の夜は仕事帰りのOLの方やサラリーマンの男性の方が中心です。

最近の水曜日のヨガは、コロナの影響でしょう参加人数が少なくなり、もっぱら私と同世代のお父さんとそのご家族の方々でレッスンを受けています。

しかし何といいますか、ヨガのイメージって下記のような感じですよね。

こういう女性らしいしなやかなポーズで、ゆっくりと静かな時間が流れる中でレッスンを受ける…。

私もそう思っていました。男性は筋トレ、女性はヨガ。男性がヨガなんて物足りないんだろうな。自分に必要なのは体を強くするトレーニングだよな、ヨガなんて柔軟体操と一緒だよな。下記のトレーニングこそ、トレーニングだよな↓

機会があればこんなトレーニングもやってみたいよな↓

若いころの俺はこんな感じでトレーニングをしてたよな↓

強くなることに憧れ、それだけを求めた日々もあったよな…

今は少しお腹が出てきてしまったけれど、若い頃はしなやかでキレがある身体だったよな、そうまさにこんな感じで↓

今は少しお腹が出てきてしまったけれど、昔のような筋力は無いが、それでもまだまだ力強いし、柔軟性だってある。

なぜなら若い頃はあれだけ出来たのだから。

 

 

 

はい、それは全て幻です。全部忘れましょう。

現実はこんな感じです。

なんだろうな、若々しさも無ければヨガの清々しさ、さわやかさ、もっと言うと余裕も無いですよね。

苦しそうに足を伸ばして、苦しそうに体をひねっています(ちなみに奥が私です)。

若いころは筋トレが男のトレーニングでありヨガなんて柔軟体操だろう?と思ってました。

これは私が特段頭が悪いわけではなく、おそらくほとんどの男性もそう思っていることかと。

「若いころに特にスポーツや筋トレをやってなくても日常の動作にストレスを感じたことがなかったから、ヨガくらいのポーズは簡単にできるはずだし。」

「今は少しお腹が出てきてしまったけれど、たまに肩や腰が痛くなるけど、自分の体はまだまだ捨てたもんじゃないし、少し動けばすぐに若いころの体に戻るはずだし。」

私が思うに、このように考えているのが女性よりも男性に多い気がします。そして昔は出来たのだからという根拠の無い自信を持っている男性は、自分の不調に、自分の可動域が狭くなっている事に、自分の筋力が持久力を失っている事に気付かず、それゆえにぎっくり腰やちょっとしたつまづきからの転倒による怪我、骨折などの危険が迫っていることに気付いていないのです。

私の場合は肩こり気付かなかったため頭痛がひどくなってしまったり、両腕が上にまっすぐ伸ばすことが出来なくなっているのに、無理して伸ばして肩を痛めてしまったり、体の可動域があまりにも狭くなっていることに気付かずサッカーで股関節を痛めたり、と自分の体の状態を知らずというか勘違いしていることよる怪我がありました。

そう、昔の幻想を捨てて、錆びついた今の身体を知ることが何より大事なのです。今の身体を知ることによってメンテナンスが出来るのです。メンテナンスは柔軟性を取り戻すことだったり、筋力を強化することかもしれません。ただ何もしないでいると退化が進むばかりです。

退化は隠すのが上手く、なかなかそれを実感できません。それに気付かないどころか見て見ぬふりまでしてしまうのが悲しいかな男性なのです。

ヨガはそんな自分の現在の位置を教えてくれます。インストラクターの先生はキレイな声で優しく導いてくれますが、自分の身体がその現実を無慈悲に身体に魂に叩き込んできます。

俺はもうこんなに動けないんだな

俺はもう若くないんだな

と。

でもそれが重要なのです。

その現実を知ってから、もう一度立ち上がりましょう!!

今はこんな身体だけど、俺たちはまだ死んでないと世間に見せつけてやりましょう!!

 

ま、色々書きましたが、男性の方が現在の身体の状態を正しく認識していないことが多いので、正しく認識して健康に過ごしましょう。そして認識するにはヨガが最適なソリューションなので、男性の皆さまも試しにヨガをやってみませんか?皆さんが思っている以上にヨガは男性と相性が良いですよ、という話しです。

上記は大げさに書きましたが50歳を目前とした私が感じたことでありますので、ご参考にしていただければと思います。

西が丘ヨガクラブホームページ
http://www.yoga.nishigaoka.com/

投稿者 松尾