今川崎フロンターレの試合に注目しています。きっかけは監督から「見てみな」と言われたからなのですが、先日の試合をTV観戦したところ驚きの内容でした。

観るポイントは一つ(たくさんありますが、ここで取り上げるポイントは一つに絞ります)。パスを受けた時のコントロールする足と体の向きです。忘れがちな基本である「ボールから遠い足で受ける」ことを全ての選手が徹底しています。

横からのパスを受けた時に、例えば左から来た時は右足で、右から来た時は左足でトラップします。またトラップした際(瞬間)に体の正面を前(相手ゴール方向)に向ける事が重要です。パスが弱かった(遅かった)時は自ら歩み寄り素早く動作をし、パスがずれた際には同様に素早くステップを踏み速く動作を行います。

たったこれだけの事ですが、この体の向きを相手ゴール方向にする事により、より広い視野を確保する事ができ、0コンマ何秒ですが状況を把握する時間を確保できます。それにより味方と相手のポジションを把握でき、選択肢が大きく増やす事が可能になります。

(文章でご説明するのは難しいので、より知りたい方は直接ご質問してください。デモンストレーションを行い深くご説明いたします。)

川崎フロンターレのボール保持率、パス成功率の高さはこの基本動作の徹底から成り立ってます。フィジカルにハンデを抱える日本人は、このような動作を徹底する事で世界と戦えるようになります。冒頭でも記載しましたが、忘れがちな基本技術、育成年代から徹底しましょう。

川崎フロンターレの試合を観る機会がありましたら、上記の事を注目してください。この動作が成功した時の次の動作(パスやシュート)の成功率はとても高い事がわかります。

それにしてさすがプロサッカー選手、そして世界でベスト16に入った国のサッカーリーグ。高品質な試合を提供してくれますね。

投稿者 松尾