本日スカパーで、熊本vs東京ヴェルディの試合を観戦です。

注目はG大阪から東京ヴェルディに期限付き移籍してきた、元日本代表の二川選手。36歳という年齢ながら新天地にチャレンジする姿勢、変わらず正確な技術、TVからでもわかる卓越した戦術眼。本当に見事です。

これまで主にJ2を中心に観戦してきた私ですが、J2でも元日本代表の選手を観る機会を多く得てきました。例えばドイツワールドカップ日本代表だった、高原、大黒、巻、鈴木、加地選手。それ以外にもたくさんいます。

彼らのプレーの特徴は、もちろん技術は一級品ですが、とにかくミスが少ない事です。おそらくミスをするようなプレーが少ないというニュアンスになるのでしょう。しっかりと重心が定まっていない状態のプレーは、不安定でトラップミス、パスミスになる可能性が高いですが、そのような状況ではリスクあるプレーはせず、簡単に正確にプレーします。しかし自分に主導権がある状況においては果敢なプレーに挑戦し、結果を出す可能性を高めます。

どんな場面でもがむしゃらにがんばる事が美談になるのは漫画や小説の中だけであり、結果にシビアなプロサッカーではがんばる場面とがんばらない場面を明確に使い分ける必要があります。

おそらくそれが出来る選手が日本代表に選出され、長く現役選手を続けられるのでしょう。皆さまもスタジアムで代表選手や元代表選手を観る機会がありましたら、上記の視点で観るのも良いかと。

さて小学生。育成年代は不安定な状態でもがんばって、無理してでもプレーして成功する可能性を広げる必要があり、その結果ミスになってもがんばった事や挑戦した姿勢を誉める事が重要です。しかしそれも四年生か五年生くらいまででしょうか。判断力、理解力が向上する五年生や六年生では、自分のプレーを客観的に見る事ができ、がんばる場面とがんばらない場面をある程度は判断できる賢さを身に付けなくてはいけません。

自分を客観的に見る、俯瞰(ふかん)して見る。言うのは簡単ですが、とても難しい作業です。しかしこれが出来れば自分の感情もコントロールでき、常に冷静な判断を下すことが可能になります。

でも難しいですね。練習では意識付けさせてますが、どうでしょう?やはり普段の生活の中でも意識させないと身につかないかな?

投稿者 松尾