さて今回はタイトルの通り「忙しい時の体重管理方法」をお教えします。

私のこれまでの選手経験は、体調や体重管理が日常においてとても重要な事であり、時にはグラム単位で体重をキープしたり、体脂肪を10%以下に落とすべく努力をした事もありました。これがプロ選手なら管理もそれほど難しくないですが、今年の春までサラリーマンをやっていた私にとって、日々工夫の連続です。
しかし現役を退いた今でも体格を保てているのは当時の苦労がノウハウとなり、無意識に実践しているお陰でしょう。

今回はそんな「ノウハウ」をご紹介しますので、ご参考にしてください。

■食事は一日四食
まず基本的に食事は朝食、昼食、夕食をきちんと摂りましょう。ただ朝食が重要と言われてますが現代人が朝の貴重な時間に栄養たっぷり色とりどりの食事を作る時間はありません。その時間は私はメールのチェックとニュースなど情報収集を行っていました。したがいまして大概の朝食はパンと豆乳です。とにかく毎朝必ず朝食を食べるという習慣が大事です。

次に昼食ですが、これが重要です。とにかく少量にすることを心掛けます。成人男性であればおにぎり1個とたまごと野菜などのサンドイッチ1個程度です。私は外出が多かったので外で一人で食べていましたが、社内にいる時でもみんなでランチには行かず一人で食べてました(ランチの時間は当時の私にとってはクラブ運営を考える貴重な時間でした)。それでも誘いを断れない時はそばなど軽めのメニューです。

ただ当然このような量だと夕方までにお腹が減ります。その時は無理に我慢せずにソイジョイやカロリーメイトをオフィスでこっそり食べます。これが三食目ですね。実はこの三食目がコツで、少量だけで不思議とお腹が満たされますし、四食目となる夕食までそれほど空腹にならないので夕食の食べ過ぎを防ぐ事ができます。

■それでも食べ過ぎてしまった場合
これからの時期は忘年会や新年会など、体重を気にしている方にとっては気が重くなる時期ですね。お酒が入ってついつい食べ過ぎてしまったり、ましてやお付き合いの飲み会が続いてしまった時などは小食などと言う事はできません。
そのような時、私は数日間の食事を1クールとして考え、食べ過ぎた翌日や翌々日の食事量を減らす事していました。例えば今日の夜に食べ過ぎてしまった時には、翌日の朝食を豆乳だけにする(何も口にしないのはNG)、昼食をおにぎりだけにする、など一日で摂りすぎたカロリーの数値を数日間で平均的な数値にしていく事を実践していました。

食事で行うダイエット方法は巷にたくさん溢れていますが、その人の生活スタイルに合うやり方でないと効果的ではありません。そしてその人に合うやり方は自分自身で見つける必要があります。今回ご紹介した上記たった二つの方法は、これを実践するだけで不思議と「食」に関する意識が向上します。「食」に意識が向くだけで、食べる量を自分自身で試すようになり、そのうちに食べる内容にまで考えが至るようになります。

「昼食はもう少し食べても大丈夫だな」「副菜にもう少しビタミンが欲しいな」「最近少し太ったから試しに炭水化物を減らしてみるか」などなど。「食」に意識が向けば、気付けば「体重管理」ができてしまいます。お試しあれ。

■最後に
もちろん理想は「食べたら動く!」こと。ヨガでもサッカーでもジョギングでも散歩でも良いので、日々の運動を心掛けましょう!

投稿者 松尾