Jリーグが開幕し、さっそくDAZNとスタジアムで3試合ほど観戦しました。金曜日はG大阪対C大阪、土曜日は浦和レッズ対ヴィッセル神戸をDAZNで、そして今日は東京ヴェルディ対清水エスパルスの試合を国立競技場で観戦しました。
少年サッカーの指導に携わっていると、大会や練習試合などで忙しく、なかなかスタジアムで観戦する機会が減ってしまいます。だからこそ、行ける時にはできるだけスタジアムに足を運び、試合を観戦するようにしています。
なぜテレビではなくスタジアムで観戦するのか?
それは、育成に関わっているからこそ、サッカーのトレンドに敏感でいなければならないからです。どのプレーが良いのか、悪いのか、どのくらい良いのか、悪いのか。それはテレビではなく、スタジアムで直接観ることで得られる肌感覚がとても大きいのです。
もちろん、スタジアムで観戦するのが好きというのもありますが…。いや、違うな。サッカーを分析する上で、スタジアムで観戦するうちに、それが好きになったというのが正直なところですね。
余談はさておき、選手たちにもぜひスタジアムで観戦してほしいものです。
国内外で活躍している選手の多くは、子どもの頃からスタジアムで観戦するのが当たり前になっていますし、古くからボールパーソンをしていた子が有名な選手になるというのは有名な話。
小学生の選手であれば、セレッソ大阪の華麗なパス回しや、動きながらでも正確にボールを止めて蹴れるプレー、ヴィッセル神戸の大エース大迫選手に激しいディフェンスで何もさせなかった浦和レッズのソルバッケンの大迫力ディフェンス、3人の選手に囲まれてもボールを奪われない清水エスパルスの乾選手の卓越したテクニックを真似てもらいたいです。
中学生であれば、もう少し戦術的に、ディフェンスラインのコントロールやセンターバックがボールを持った時にフォワードがどのように動いているのか?サイドバックがどのポジションにいるのか?などの広い視点で観てほしいですね。
ただ、この見方にはコツが必要です。ボールを目の端っこの間接視野で捉えて、対象となる部分にフォーカスしなければいけません。
例えばラインコントロールだと、ディフェンスがボールをクリアした時に、そのボールの行方を間接視野で見て、ディフェンスラインをしっかりと見るという作業になります。
このやり方に慣れると、ボールが無いところの駆け引きがとても鮮明に見えますので、戦術理解のスピードがグンと速まります。
少し難しいことを書いてしまいましたが、とにかくサッカーの試合を観戦するのが大事です。
1試合の中で何かしら発見があるでしょうし、その積み重ねがプレーイメージの積層となって、瞬間的な閃きで勝手に体がそのプレーで局面を打開する時が訪れるます。
不思議なことですが、一度でも見たことがあるプレー、脳が認識したプレーは、瞬間的にそのプレーが出てくるのです。
これがとても重要で、見たこともないプレー、脳が認識していないプレーは絶対に出てきません。
なので、選手にはたくさんの試合を観てほしいのです。
『どんな鳥だって想像力より高く飛ぶことはできないだろう』
という寺山修司の言葉がありますが、どんな選手も想像力をより高くできれば、より多くのプレーができるのです。
繰り返し言いますが、成長の為にとにかく1試合でも多く試合を観てほしいですね。
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