リオデジャネイロオリンピック 日本代表対スウェーデン代表
まだ録画放送は観ていなく結果だけの情報ですが、試合には勝ちましたが別会場で行われていたコロンビア代表対ナイジェリア代表の試合でコロンビア代表が勝利した為、日本は残念ながらグループリーグ敗退が決まりました。
本日は朝から練習があったので、前半の20分くらいまでしか観れませんでしたが、相変わらず組織と個人技術のバランスが優れた日本のサッカーに勝利を確信して出かけました。オリンピックの予選リーグで1勝1敗1分けは胸を張って良い成績です。また試合内容もとても誇れるものであり、今後の日本サッカーは安定した強さが予想できます。
現在ACミランで活躍している本田選手、インテルミラノ所属の長友選手、イングランドの岡崎選手、吉田選手、ドイツの内田選手など日本代表の錚々たるメンバーは、2008年北京オリンピックに出場し3戦全敗で終えてます。しかもこの時のメンバーも谷間の世代と呼ばれ、あまり期待されていない選手たちでした。
そして今回の「谷間の世代」は、立派に戦い、個人でも組織でも世界と渡り合えた事を証明する事ができました。今後に向けて本当に期待できるメンバーです。
しかし残念な事が一つ。
最終戦になったスウェーデン代表との試合に、前の試合で致命的なミスを犯した藤春選手の出番がありませんでした。これでは、この大会の敗因は彼になってしまう印象を与えてしまいます。
「あの試合でアイツのあのプレーが無かったら決勝トーナメントに行けたのに・・・」
多くの方が抱く思いです。
これで良いのでしょうか?
藤春選手を選出したのは手倉森監督です。敗戦の責任は手倉森監督にあります。藤春選手を外し、スウェーデン戦に勝利し、しかしコロンビアも勝つ事により決勝トーナメントに進出できない事は前日には想定しているはずで、その場合藤春選手がどのような立場になるのかも思い付くはずです。
それでも藤春選手にミスを挽回する機会され与えず彼を援護するコメントを出さず、自画自賛のようなコメントをした彼を、私は監督としての人間性を疑います。
今大会ではアジア予選から困難な試合が続き、その中で若い選手たちを成長させ、オリンピック本番で魅せた自己犠牲、自己主張、諦めない、強い意志がほとばしるサッカーは、ナイジェリア代表やコロンビア代表よりも質が高く未来に希望が持てるサッカーでした。それをマネジメントした手倉森監督の手腕は見事であり、ジョーク交じりの口調はとても好感が持てます。
しかしそれはとても薄っぺらいものでしたね。どうやら彼が2020年東京オリンピックまで監督を行うという噂がありますが、私は断固反対です。
大舞台での敗戦の責任を選手に押し付ける監督など、この舞台から一刻も早く退場すべき。