新学期に伴い、中学年と高学年クラスのメンバーが大幅に入れ替わりました。新三年生は中学年クラスに、新五年生は高学年クラスに移動です。これまではそれぞれが各クラスで上位学年だったのに対し今は下位学年です。今まで相手を抜きまくっていたドリブルは全く通用せず、簡単にボールを奪えていたのも今はそれさえも四苦八苦しています。このように新たなクラスになった学年の子は予定通り壁にぶち当たり、日々もがいています。
また上位学年になった四年生と六年生も、そのクラスで自分たちより年下の子が入ってきたせいかとてもしっかりとしてきました。これまでは自分のことだけしか気にしなかった子が年下の子に優しい気遣いを見せたり、自分がやらなくてはと率先する姿勢まで出てきた子もいます。人は環境で成長するのだなぁと改めて思った次第。
さて練習ですが、今は特に低学年クラスと中学年クラスでは最初にアジリティトレーニングを取り入れています。普段の生活では行わない動きをすることで神経の発達を促し、サッカーに最適な動作ができるようにすることが目的です。例えば下記の写真、
思いっきり走りながらマーカーを素早く一周して前方に再度ダッシュします。
写真は新一年生。まだまだ幼いですがこの写真を見ると徐々に太ももの筋力が発達しているのがわかります。不安定な姿勢でも下半身でしっかりと踏ん張っていますね。この練習は集中してやるものですが、低学年クラスは楽しくやってもらってます。
水曜日の中学年クラスは下記のような感じ。
これは走りながら素早くかかとを触る動作。「足が速くなる」トレーニングでは定番です。
こちらも定番のもも上げ。お手本のような良いフォーム!
低学年クラス同様にマーカーを素早く一周!
そして走る!
走る!
とにかく走る!
ここだけ見るとサッカーではなく陸上部の練習のようですね(笑)
このようなトレーニングを実施して最後は試合形式の練習。
やっとサッカーらしくなってきました。
彼らに言っているのはとにかく激しく、そして厳しくボールを奪うこと。生ぬるい中で練習しても上手くなりません。少しくらい蹴られたり掴まれたりしてもそれを振り払って前進する力強さを求めます。
常に100%の力を出し切って練習する。それが出来る子が上達します。
真剣な表情に疲労感が伺えます。一生懸命に練習している証拠ですね。
最後は高学年クラス。
残念ながら暗い中でピントが合った写真はこれしかありませんでした・・・。しかしせっかくなのでこの10番のビブスを来た女の子にフォーカスしてみましょう。この子も冒頭に記載したように変化した子の筆頭ですね。今は六年生で五年生まではおとなしく、自分のプレーを出す(自己主張する)ことに苦労していましたが、最近は積極的に声を出し、プレーも見違えるように良くなりました。キレのあるドリブル、効果的なパス、後は厳しい守備が出来れば言うことはありませんがそれも心配ないでしょう。
子供の成長は早いと言いますが、日々成長する様を目の当たりにするのは代えがたい喜びがあります。これから大会や試合、そして合宿を経験することでもっともっと成長していくのでしょうね。楽しみ以外の言葉が見つかりません。みんな、がんばれ!