「左を制するものは世界を制す」
有名なボクシングの格言ですね。
派手なストレートやアッパーブロー、一発で意識が飛ぶフックや悶絶するようなボディーブローではなく、左手で何度も何度も繰り出す”ジャブ”がとても重要という意味です。
スポットライトを浴びた四角いリングの中で生死を掛けた派手はスポーツでも、練習では基本中の基本であるジャブを何度も何度も練習するのでしょう。
空手は突き、野球では素振りが該当するのでしょうか。
さてサッカーです。
メッシのような変幻自在なドリブル、ネイマールのような足に吸い付くトラップ、モドリッチのパスなど世界一流のプレーヤーの派手なプレーは枚挙にいとまがないですね。
もちろんそんなプレーを夢見てドリブルの練習をするもの良し。
でも今の彼らに必要なのはボールを正しく止める技術です。
横や後ろ、斜めから来たパスを正しい位置に正しい体の向きで止める技術です。
右足でも左足でもインサイドで一回でパシッとボールを正しく止める事ができれば、その後も3回、4回と自然にパスがまわり効果的に攻撃をすることが出来るのです。
チームとして上手くパスがまわらない時は、誰かしらが正しくボールを止めることが出来ていないから。
正しい位置に正しい体の向きでボールを止めることが出来れば、しっかりと顔を上げて周囲の状況を見る事ができ、情報のインプット量が多くなり、それにより次のプレーを選択する正しい判断が出来るのです。
また、1回のタッチで止めなくてはいけないところを2回もボールをタッチしてコントロールすると、その分だけ相手が迫ってくるので焦ってしまうゆえにパスの正確性が落ちるのです。コンマ何秒の世界ですが、スポーツはその積み重ねで勝負が決まるもの。
これまで何度も言われている「正しく止める」ですが、今それを理解して実践するのとしないのでは将来は大きな差が出てきます。
地味な動作ですが、意識を変えて取り組む必要があります。
「左を制するものは世界を制す」です。
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