現在のプロサッカーの試合では、各チームが様々なデータを取っています。パスの成功やシュートの回数、タックルの成功率などを数値化して選手の評価の一環としています。
ドイツのプロサッカーチームでは、試合毎に各選手の1対1の勝負の統計を取っており、対面の相手にドリブルで抜いた、ボールを奪ったというプレーがその選手の評価の大部分を占めるそうです。これはドイツだけでなく、海外のチームは、まずは対面の選手の1対1に勝つという事を重視しており、勝つことを前提にチーム戦術が組み立てられます。したがい、その勝負に勝てない選手は戦術が機能しないという事で、試合には出場する事ができないというわけです。
もちろん1対1の勝負に勝つ事が重要ですが、一番評価されないのは勝負しない事のようです。チャレンジする事が評価され、その結果失敗しても「チャレンジした結果だからしょうがないよね」と受け止められます。
子供たちの試合でも、ドリブルでボールを奪われた際に「何やってんだ!」と乱暴な言葉がどこかしらから聞こえる事がありますが、どうでしょうね?ドリブルで相手を抜こうとチャレンジした結果、失敗してしまった事に抽象的な言葉掛けはあまり意味が無いように思えます。何度も失敗するのは良くないですが、チャレンジする姿勢は尊重したいですね。