日本代表も参加するコパアメリカが始まってますね。メッシ率いるアルゼンチン代表がコロンビア代表に敗れるなど、一筋縄ではいかない南米勢の戦いに若き日本代表がどこまで戦えるのか?とても楽しみにしています。

南米のチームと言えば激しい守備が印象的ですが、一対一の戦いで負けないことはサッカーの基本中の基本であり、華やかなドリブル技術も大事ですが、相手からボールを奪う、奪われない技術も絶対に必要なスキルになります。

というわけで一対一の激しい(?)練習の様子を見てみましょう。対象は3年生以上の学年です。

まずは練習の最初に取り入れているアジリティ、フィジカルトレーニング。片足のケンケンで筋力強化したり、サイドステップやダッシュなどを行いアジリティを向上させます。このメニューは見た目以上にキツク、私が全てのメニューをやったら間違いなくぶっ倒れますね。

続いて二人一組に分かれて一対一の練習が始まります。最初に監督から練習のポイントが説明され身体や腕の使い方などの指示があります。またとにかく激しくやれとのこと。

六年生同士の対決。良いですね、身体をぶつけ合って激しくやりあってます。

どの学年も身体を激しくプレーしてます。普段から厳しくボールを奪いに行かないと試合でもゆるくなってしまいますし、練習から激しくできるとボールをコントロールする技術も格段に向上します。

グランドの至る所で激しいプレーが見られ、中には倒れている子も。この練習の時は笑顔は全く見れず、殺伐とした殺気立った雰囲気が漂います。

普段はとても仲が良いこの姉弟もこの練習では笑顔が見られません。笛の合図で始まるのですが、笛が鳴る前から激しいポジション争いが行われてます。これから始まる骨肉の争い・・・。

笛の音と同時にまずはお姉ちゃんのリオが左足を入れてボールを奪います。このあたりはさすがですね。我が子を谷に突き落とすライオンのように実弟にも容赦しません。

しかし転んでもただは起きぬリツ君。素早くリオの反対側に移動して、

いつもは甘えまくっている姉にもこの時ばかりは非情な姿勢で素早くリオのボールを狩りに行きます。

飢えた子ライオンは、身内であっても情けはかけません。獲物を狩る猛禽類のような素早さで一瞬で姉を仕留めました。同時に終了の笛が鳴り・・・

谷の底に叩き落したはずが、まさか自分が、、、と唖然とする顔のリオと勝利の雄叫びをあげるリツの対照的な表情。食うか食われるかという争いの後に残るのは・・・。

勝負の後に何か言い掛かりをつけているリオちゃんとすっとぼけているリツ君。可愛いな、この二人(笑)

さて、最後は試合形式の練習です。これまで激しいディフェンスを意識付けさせてきたので、試合でも当然激しくなります。

良い感じで今日の練習を終えることができました。練習では試合の雰囲気に近づける事ができればできるほど実戦的な練習になります。その為にも試合のような激しい守備は必須で、その激しい環境の中でプレーできればそれだけ上達するのです。

最後はゴール後の笑顔で締めましょう。この調子で練習すればみんな上手くなるよ。がんばれ!!

投稿者 松尾