久しぶりの練習ブログです。
サッカーは体の不器用な部分である足を使って丸いボールを操るスポーツです。それゆえにどうしてもミスが多くなります。世界のトップチームでも技術的なミスがおこることが前提に戦術を組み立てます。そのミスがおこったらどうなるのか?味方の全員でカバーします。メッシであろうとC・ロナルドであろうと味方のミスは全力で助けます。そこには一切の文句はありません(もちろんプロであればミスをして良い場所と絶対にミスをしてはいけない場所があり、そのような場所でミスをすると叱責されることや同じようなミスが続いた場合はパスが来ないこともありますが)。
子供の場合は勝ちたいという気持ちが強すぎてミスをした味方にキツイ言い方をしてしまうことがあります。悪気は無いのでしょうが言われた方は、聞き流すことや発奮することはまだ難しいでしょう。この場合、キツイ言い方をした子を怒る場合もありますし、諭す場合もあります。負けたくない気持ちを尊重しつつ言い方を変える、考え方を変えさせなくてならず子供の個性によって様々な言い方、接し方をしなくてはいけません。
四月から新しいカテゴリーになり、周りの子に慣れてきたのか徐々に個性が出てきてます。そして残念ながら中学年クラスでは悪い雰囲気が漂ってきました。高学年クラスになると気持ちの制御やバランスの調整ができるようになるので大丈夫ですが、精神が一番発達しかつ不安定になる中学年クラスは時たまこのような傾向に陥ります。今はとても重要な時期。悪く言われた子のサポートをしつつ、悪く言ってしまった子のメンタルを整える作業を行います。お子様に何か異変がありましたら遠慮なく伝えていただきたいですし、また上記の通り成長過程の一環なので長い目で見ていただけると助かります。
さて本日の練習です。まずは中学生クラス。
今日の練習では試合形式の練習を多く取り入れました。
一心不乱にボールを奪い合います。
みんなの視線がボール一点に集中。良い顔してます。
ドリブルで抜き去った瞬間でしょうか?スピード感あってとても良いプレーですね。
ファインセーブしたキーパー。「やったぜ!」という気持ちが表情に出ています。
転んで膝を痛めた瞬間。大丈夫でしょうか?
イテーー。でも次の瞬間には・・・
「俺にパスを出せ!」主張しています。この子はムードメーカーになるのだろうな(笑)
みんな一生懸命です。そしてその一生懸命な気持ちを正しい方向へ導くのが指導者の役割。改めてそれを肝に銘じて指導にあたります。
さて次は高学年クラス。この連中は味方に文句を言うと監督から雷を落とされることがわかっているので、軽はずみはことは言わない賢さを身に付けています(笑)
なお本日の高学年クラスの練習はタッチライン際のボールの受け方、守り方を集中的に練習しました。
フリップボードを使ってポジションや動き方の説明。みんなきちんと聞いてますね。
こっちもちゃんと聞いているようです。
「わかった?」
「いやまったく・・・」
「とりあえずやってみようぜ」
なんだか頑張っているようですが正しいのでしょうか?後ろの子の笑顔が物語っています。
「アタシわかるよ!」と四年生のりおちゃんが六年生相手に挑みます。
そして見事なシュート!おーい、六年生、がんばってくれーーーー(泣)
最後はキャプテンと姉さんのマッチアップ。この二人の一対一の戦いは迫力ありますね。二人には自分自身だけでなくチームの全員を強くする姿勢を期待します。もうそれだけのレベルなので求められる役割も高くなりますね。この二人なら大丈夫でしょう。頼むよ!