(中学年クラスの合宿 一日目はこちら

自信も元気も失くした一日目。とにかくリラックスさせようと努めた宿舎では、Facebookにアップした食事の写真のようにまあ楽しそうに過ごしてました。それぞれの部屋に別れてからも騒がない程度に(何度かうるさい!と怒りましたが・・・)仲良くやっていたようです。また遅くても22時には全員寝たようで、やはり彼らは疲れたのだなと。

さて二日目。この日は二コートで、六年生チームが一面で三、四年生混合チームで一面を使用します。まずは六年生チームから。

こちらの相手もこの地域ではとても強いチームです。このような強い相手だと各自の良いところと悪いところが顕著に出ます。合宿では悪いところを指摘して試合の中で改善できるように促します(もちろん長所を伸ばすことも行います)。

例えばこの11番。中盤でボールを奪取するプレーは100点ですが、その後のプレーがいただけません。線が細く筋力が無いのはわかるのですが、ここ最近は肉体的な進歩が見られないのが気掛かり。良いことも厳しいことも本人に伝えています。どのように改善するかは彼次第。

この10番も同様。戦術眼が鋭く足元の技術が優れています。悪くはない、でも良くなってもいない状況。さてさて・・・。

凛とした立ち姿が美しい13番。ドリブルなどボールを扱う技術、キレのある動きが著しく向上しています。しかし視野が狭く、攻撃でも守備でもそれが足かせになっている現状。その戦術的な課題が改善されればとても良い選手になるのですが。。。ま、誰よりも真剣に取り組んでいる彼女のこと、必ず克服してくれるでしょう。それを信じて指導します。

骨折の治療による運動不足から最近はようやくコンディションが戻ってきました。来月からが楽しみです。

この子とはもう何年の付き合いになるでしょうか?入ってきた時はおちゃらけるだけの子でしたが、今はもうすっかり大人です。そしてサッカーもこれほど上達するとは思いませんでした。なんだか感慨深くなります。

成長著しいこの二人。最近はプレーに自信がみなぎっています。ぶなは力任せから脱却し、最近はとてもクレバーなディフェンスを見せています。この子はもしかしたら・・・。

そして我らがしゆう先輩は、この二日間でチームNo1のゴールゲッターです。ドリブル、シュート、パスと全てにおいて春先とは比べられないプレーです。一生懸命に練習していたのが報われたかな。ただまだまだ粗いところはあります。でもそれが伸びしろかも??監督曰く「認めたくないがヨガ効果かも・・・?」

良い笑顔のキャプテン。最近はガツガツしたハングリーなプレーが見れなくなりました。しかし反面そのプレーは洗練されつつあります。今は転換期なのでしょう。短絡的な評価は避けて長い目で見る必要があります。ちなみに家では反抗期とのこと。どうやら思春期でもあるようです。子供から大人に変わる時期、まぁ放っておきましょう。

この二人は三年生ですが、合宿では三年生の試合には出場せず六年生チームの試合に出場です。まだチームに対して効果的なプレーは中々できませんが、徐々に頭角を現してきています。今は相手に倒された分だけ強くなる時期。自分を信じてがんばれ!!

ちょっと面白かったシーン。

まずこのドリブルでしゆうが倒されフリーキックになります。

ボールをセットするキャプテン。直接ゴールを狙います。しかしそこでベンチから監督の声が。「しゆう、蹴れ!」

キャプテン「え!マジで!!」

「え!俺!!」

そしてシュートは本人も驚く見事なシュート。結果は残念ながらポストに当たって入りませんでしたが、予想以上のシュートで味方から「おお!」と驚きの声が上がってました。

さて、ふと気づくと六年生チームの試合をジッと見ている三年生。何を思うのか、しゃべることなく見続けます。六年生チームの試合が後輩の彼らに何かしらの刺激になればとても嬉しいですね。良いシーンです。

冒頭でも記載しましたが、六年生チームは個人にフォーカスして各自の長所と短所を洗い出し、短所を補うべく繰り返しその指摘をしました。それがどれだけ効果があるかはわかりませんが、今の時期に短所を補わないとスケールアップができません。長所は勝手に伸びていきます。短所を補うには指導者のスキルだけでなく本人たちの自覚がとにかく重要。どれだけ意識を高く取り組めるか、それが現在最優先の課題です。

投稿者 松尾