日々しっかりと練習して、最近の選手は全員が順調に成長していると言えます。先日も練習を見ましたが真剣に取り組んでいるのがわかりましたし、その成長に納得した次第です。この調子でがんばれば良い未来が待っていると思います。

しかしながら、サッカーさえ上手くなれば良いという勘違いしているあほんだらが残念ながら何人かいるようです。

スポーツで成功している選手は得てして頭が良いです。

今年の話題の中心だった大谷翔平選手は、高校生から目標管理にマンダラチャートを取り入れてます。そもそもマンダラチャートは知識習得のアンテナを広く張っていないと知り得ない事ですし、そこに書く内容は論理的でなければいけません。

そのようなわけで今回のブログでは、サッカーの上達には学力の向上が必須という内容の記事を書いてみました。

選手たちは正座して読みましょう。

サッカーは単なる体力勝負のスポーツではありません。試合中には常に状況が変化し、瞬間ごとに最適な判断を下さなければなりません。そのため、サッカーの上達には論理的思考力と戦術的認知能力が欠かせません。この戦術的認知能力は、勉強を通じて鍛えることができます。実際、学業で優れた成績を収めている生徒は、サッカーのプレーでも頭の使い方が上手く、有利になるケースが多いのです。

戦術的認知とは何か?

戦術的認知とは、試合中の状況を素早く把握し、正しい判断を下すための能力です。具体的には、相手や味方の動き、スペースの活用、プレッシャーのかかる状況での最適なプレーの選択などが含まれます。この能力が高い選手は、試合中に先を読んだプレーができ、相手より一歩先に行動することができます。

戦術的認知は瞬間的な反応速度だけではなく、過去の経験や知識を基にした判断力が求められます。たとえば、「相手がこの状況でプレスをかけてきたら、どこにパスを出せばよいか」という判断は、事前に戦術を理解しているかどうかに大きく左右されます。これは数学や理科の問題を解く際に、過去に学んだ公式や解法を適用するプロセスと似ています。

数学的思考が試合で活きる

たとえば、数学の問題を解くプロセスを思い浮かべてください。複雑な問題に対して、まず全体を理解し、小さな要素に分解しながら解決への道筋を立てます。サッカーでもこれと同じように、試合の流れを把握し、どのようにしてゴールを目指すかを戦略的に考える必要があります。「ボールをどこに出せば味方が受けやすいか」「相手ディフェンダーの裏を取るにはどのタイミングがベストか」といった判断は、論理的な思考が求められる場面です。

さらに、数学の図形問題では「三角形の面積を求めるために補助線を引く」など、一見すると関係なさそうな手法が解決の鍵になることがあります。同様に、サッカーでは「直接攻めるのではなく、一度後ろに下げてサイドから展開する」といった戦術が効果的です。このような柔軟な発想は、日々の勉強で培われる数学的思考が大いに役立ちます。

集中力と記憶力が情報処理を助ける

試合中のフィールドは情報の宝庫です。味方のポジショニング、相手の動き、ボールの位置など、絶えず変化する情報を素早くキャッチし、正確に処理する力が重要です。こうした状況下で活躍するためには、日頃から勉強を通じて集中力や記憶力を鍛えることが役立ちます。たとえば、歴史の年号を覚える際の記憶力や、長文を読み解く国語の力は、試合での情報処理能力に直結します。

集中力は短距離走のような瞬発力だけではなく、長時間にわたって試合を通じて維持される持久力としても必要です。勉強でも「長時間机に向かって問題に取り組む」という経験が、試合の後半でも冷静にプレーできる力を育てます。

戦術理解と読解力の関係

さらに、サッカーには戦術理解が不可欠です。監督の指示を的確に理解し、自分の役割を果たすことが求められます。これには国語や英語の読解力が大きく関わっています。文章を読み解き、内容を正確に把握するスキルが、監督の戦術意図を理解し、チームとしての連携を高めるカギになります。勉強で身につく表現力や語彙力も、チームメイトとの円滑なコミュニケーションをサポートします。

また、戦術書やプレー動画を分析する際にも読解力が求められます。複雑な戦術の説明を理解し、それを自分のプレーに落とし込む作業は、国語の長文問題を解くこととよく似ています。

ミスを次に活かす姿勢がプレーを成長させる

サッカーの試合では失敗を恐れずチャレンジすることが重要ですが、これは試験で間違いを分析し次に活かす姿勢と共通しています。ミスから学び、次に生かす習慣を持つことが、試合中のミスを引きずらず、すぐに気持ちを切り替える力を育てます。

試験勉強では「なぜ間違えたのか」を分析し、次に同じミスをしないよう対策を講じます。同様に、試合後にはプレーの振り返りを行い、次にどうすればよかったのかを考えることで成長が促されます。

勉強とサッカーの相乗効果

つまり、勉強で培った論理的思考力、集中力、読解力はサッカーにおいても大きな武器となります。学ぶことを怠らず、知識を積み重ねていくことで、サッカーのプレーも向上し、より高いレベルを目指せるようになります。

自分を成長させるための二本柱

サッカーも勉強も、自分を成長させるための大切な道です。どちらか一方に偏らず、両方をバランスよく取り組むことで、将来的にさまざまな可能性が広がります。サッカーが上手くなりたい選手は、ぜひ日々の勉強にも全力で取り組み、自分の可能性を最大限に引き出していきましょう。努力を続けることで、必ず成果が現れます。サッカーと学問の両輪を回して、自分自身の限界を突破しましょう!

LESTE西が丘サッカークラブ(小学生チーム)については下記を参照してください。
https://www.kids.nishigaoka.com/
LESTE西が丘サッカークラブジュニアユースについては下記を参照してください。https://www.junioryouth.nishigaoka.com/
LESTE西が丘サッカークラブBONITA(女子チーム)については下記を参照してください。
https://www.bonita.nishigaoka.com/

投稿者 松尾