U14の選手を交えて九曜FCさんと練習試合を行ったU13チーム。

このチームの特徴は以前から何度も書いてますが、やっぱり体が小さい選手が多いこと。

この試合でもそうですが、体が小さな選手はどうしてもボールキープもままならない状況で、効果的なプレーを実行するのがとても苦労しているように見えました。

それを責めるつもりはないし、そのような状況に陥らないためのトレーニングを行っているわけなのだですが、あまり改善の兆し見えないのは少し危惧する必要があるのかなぁと。

他の学年の選手の話しなのですが、監督やコーチから何かしら指示があった際に、それ以外のシチュエーションになった場合の選択肢がとても狭いというか、悩んでしまうというか、決められないような話を聞きました。

サッカーは瞬間で状況が変わるので、指導者が1から10まで指示するのは不可能で、その判断を下すのが選手の役割になり、その精度が高ければ高いほど良い選手と言われるわけです。

その判断を下すには選択する(思い付く)プレーの種類が多ければ多いほど有利なわけであって、それがプレーの引き出しが多い、少ないと言われ、引き出しの多い選手は「サッカーIQが高い」と評価されます。

そしてプレーの引き出しの量を増やすにはサッカーの試合を観るしかないのですよ。レベルが高いプロフェッショナルな試合をTVでも生観戦でも観ることによって、様々なプレーが脳にインプットされるわけです。

ここで冒頭の体が小さな選手の話しに戻りますが、体が小さなサッカー選手もたくさん活躍しています。その選手たちがどのようなプレーをしているのか?どのようなボールキープをしているのか?相手との間合い、距離感はどうなのか?自陣や相手ゴール前でプレーの違いはあるのか?

体の小さな選手の話しは一例で、これはU13だけでなく全選手に言えることなのですが、この練習試合や先日のU15の試合を観ていても各自のプレーの引き出しの少なさは気になります。練習と勉強で忙しいのは分かるけれど、もっともっとプロフェッショナルのサッカーの試合を観る必要が全員にあります。

自分の特徴と似た選手がどのようなプレーをしているのか?お手本となるプレーは何なのか?自分が出来そうなプレー、評価されるプレーはどのようなことなのか?

メッシ選手やC・ロナウド選手などのプレー集やゴール集などではなく、ひとつの試合を何試合も観ることによって知識が蓄積されていきます。

プロになる選手で「サッカーはあまり観ない」という選手も確かにいますが、それはほんとに少人数で、多くの選手はサッカーはやるのも観るのも好きというサッカー小僧です。

レスチ西が丘の選手にもそうなってくれたらよいなと思った今年の夏です。

LESTE西が丘サッカークラブ(小学生チーム)については下記を参照してください。
https://www.kids.nishigaoka.com/
LESTE西が丘サッカークラブジュニアユースについては下記を参照してください。https://www.junioryouth.nishigaoka.com/
LESTE西が丘サッカークラブBONITA(女子チーム)については下記を参照してください。
https://www.bonita.nishigaoka.com/

投稿者 松尾