株式会社ジャストシステムが行った「スポーツに関する意識調査」のアンケートを入手しました。これは20~40代の男女772名に行ったスポーツに関するご自身や子供についてのアンケートです。面白い内容だったので記載してみます。

■2020年東京オリンピックの対象競技で今後子供にやらせたいスポーツのアンケート結果

1位・・・競泳(20.6%)

2位・・・サッカー(17.7%)

3位・・・テニス(12.6%)

このアンケートはおそらくリオオリンピックの最中かその直後に行ったものでしょう。そうなるとたいがい強く印象に残っている競技が上位に来るものです。したがって萩野選手の金メダルや瀬戸選手とのライバル関係の報道などで目立った競泳が1位なのもうなづけます。

また錦織選手の活躍や松岡修造氏の好感度により、テニスをプレーする人が多くなっていると聞いたことがあります。最近この手のアンケートではテニスが上位に来るようになりましたし、実際に競技人口も増えているのでしょう。

ちなみに野球は10.9%で4位です。このアンケートが野球が行われなかったオリンピック直後ではなくWBC直後であったならもっと上位に行ってますね。

■子供にスポーツを習わせる目的」についてのアンケート結果

これは皆さんも興味があると思うので、少し深堀してみましょう。

1位・・・体力・筋力をつけるため(69.5%)

2位・・・スポーツを通じて、様々な経験を積むため(58.6%)

3位・・・運動神経を向上させるため(54.7%)

4位・・・趣味や特技を増やすため(37.5%)

5位・・・仲間作りのため(35.9%)

6位・・・生活にメリハリをつけるため(24.2%)

7位・・・スタイルや姿勢を良くするため(13.3%)

8位・・・将来のメダリストやプロ選手を目指すため(7.0%)

9位・・・特に理由はない(1.6%)

10位・・・その他(0.8%)

西が丘サッカークラブにご入会される際に、私もよく入会理由を伺うのですがやはり「体力・筋力をつけるため」と同様の答えが多く返ってきます。子供にはスポーツで心身ともに強くなって健康でいてほしいというのが保護者の方の心情でしょう。また「チームスポーツを経験して協調性の向上や団体行動の意義を理解してほしい」という答えもやはり多いです。

面白いところで「将来のメダリストやプロ選手を目指すため」という回答をされた方が7.0%います。このアンケートは20歳以下の未成年の子供がいる保護者を対象としているので、きっと高校生くらいでメダリストが現実的な子供がいるのでしょう。

さて皆さんはどのような理由で子供にスポーツを習わせていますか?

■あなたは、2016年夏にリオデジャネイロで開催された世界的スポーツの祭典に影響されて、始めたスポーツはありますか?

1位・・・水泳(6.5%)

2位・・・陸上競技・ランニング(5.4%)

3位・・・サッカー(2.3%)

ここでも水泳が人気ですね。引き締まった逆三角形のカラダに憧れるのでしょうか??

■あなたが新たなスポーツを始めた目的は?

1位・・・体力・筋力アップため(39.5%)

2位・・・健康維持のため(37.8%)

3位・・・ストレス解消のため(32.8%)

4位・・・ダイエットのため(28.6%)

5位・・・生活にメリハリをつけるため(20.2%)

6位・・・家族や友人・知人などとコミュニケーションのため(19.3%)

6位・・・仲間と集まるきっかけのため)19.3%)

7位・・・会話の幅を広げるため(14.3%)

8位・・・大会に出場するため(10.9%)

9位・・・流行にのるため(10.1%)

このような結果です。このアンケートは「あなたは、2016年夏にリオデジャネイロで開催された世界的スポーツの祭典に影響されて、始めたスポーツはありますか?」の回答に対するものであり、1位の水泳や2位の陸上競技・ランニング、3位のサッカーなどを新たに始めた理由です。そのように考えると水泳を始めた理由の多くが「体力・筋力アップのため」や「健康維持のため」というのはあまりにもストイックではないでしょうか(笑)?2位のランニングなら分かるのですが・・・。

しかし改めて考えてみると、クラブが行っているお父さんサッカー教室に参加されている方で、40歳を過ぎても普段から体を鍛えて真剣にサッカーに取り組んでいる方や42.195㎞マラソンに参加されている方もいます。またコアトレーニングクラブに参加されているお母さん方も理由はどうあれ必死にトレーニングしています。

東京マラソンの抽選倍率は相変わらず凄まじいものがありますし、マラソン大会の数自体が増えてます。また人間が行う競技とは思えないトライアスロンもじわじわと人気が出てきてるようです。「健康志向」という言葉は今でも使われていますが、その中身は以前よりも少しばかりアスリートよりになっているのかもしれませんね。

 

投稿者 松尾