4月の中旬から四年生から六年生大会が行われましたが、その中から印象に残った場面を写真と共に振り返ってみます。全ての試合で写真撮影が出来たわけではなく、また私の撮影技術が拙く、写真に残せなかったプレーもたくさんあります。ご勘弁を。

まずは四年生のゴールキーパーにと君。キーパーに必要な要素としてキャッチングの技術や飛び出し、コーチングなどがあります。このあたりはフィールドプレーヤーとそれほど変わらないのですが、良いキーパーには独特の雰囲気があるのですよね。このキーパーにはどこにシュートしても入らないと思わせるような威圧感とでも言いますか、言葉では説明できない雰囲気をまとっています。
この写真のにと君ですが、グローブを付けた立ち姿がなんとなくそれらしい雰囲気がある気がします。キーパーとして技術は申し分ないので、もしかしたら・・・。

同じキーパーで五年生のゆづき君。この写真は飛び出してボールをクリアしている写真です。にと君とは違うタイプのキーパーで、どっしり構えるにと君に対し、積極的に動き回るタイプです。
キーパーが前に出てクリアするのはとても勇気がいるプレーです。キャッチは優れているが前に出るのが苦手というキーパーはたくさんいます。その中でも彼はここまで勇気を出して飛び出せるのはとても貴重な事。

四年生の仲良しトリオの、あつき、こうたろう、らい君。六年生の試合にこの三人が出場しているだけあってとても仲が良いです。それでもそれぞれが自分が一番上手い、誰よりも活躍すると強く考えるアスリート向きの性格。写真はらい君がゴールした後の祝福シーン。まるで自分の事のように喜ぶあつき君(その前にこうたろう君も同様に祝福してました)。仲間の活躍にも心から祝福できる彼らに自分が現役の頃を思い出し、心が痛くなりました。自戒を込めて。

二枚とも王子の写真です。上がゴールシーンで全力のドリブルからシュートを決めた直後の写真です。子供の場合、このような時は力の入り過ぎによってバランスを崩してシュートをするシーンを多く見られます。しかしこの写真の彼の場合は、上半身のリラックス具合と左足の浮き具合から、しっかりと左足で踏み込んで右足でリラックスしたシュートをした様がとても良くわかります。
そして下の写真では基本通り半身でパスを受けて相手をブロックしているシーンです。まず半身でパスを受けるという動作がスムーズに出来ているところに着目できますし、良く見ると左腕を引っ張られているにも関わらずバランスを崩さない姿勢が評価できます。
どちらの写真も基本に忠実でとても良いプレーです。最近、プレーが洗礼されている王子ですが、このように小さな、しかし大事なプレーが出来るようになってきたのでしょう。

最後はりおサマ。なんてことない写真ですが、これは彼女の右手側から来たボールを逆の左手側から走りながらダイレクトでスルーパスを出した瞬間です。走りながら急に止まり、右手側に流れる重心を支えつつボールの軌道とパスコースを瞬時に認識し、繊細なタッチでダイレクトスルーパスというとてもレベルの高いプレーです。
いつもはニコニコしている彼女もこの時は集中した表情で、パスしたボールを見送る視線も良いですね。
昔、マラドーナという選手がいたのですが、彼の写真でこのようなシーンを多く見た記憶があります。彼女ももしかしたら・・・。

まだまだあるのですが、キリがないのでこのあたりで止めておきます。私の個人的な思いの記事な気がして続編をやるか迷いますが、機会があればまた書いてみます。

投稿者 松尾