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2020年2月 5年生田柄杯 それでも未来は明るいと思うのです。

2月22日と23日に渡って行われた五年生大会(田柄杯)が終了しました。
散々な結果ですが、それほど悲観していません。多くの試合で複数の失点をしてますし、惨敗という試合もありました。
しかし試合内容を見てみると結果ほどの差は無いと思ってますし、実際に全ての試合で攻撃のチャンスを作って得点を奪っています。

失点の多くは、自分のゴール前で無謀なドリブルを仕掛け奪われてゴールをされてしまったり、相手のFWにパスするようなクリアをしてしまったり、マークのミスであったり、ゴールキックの対応の拙さであったりまします。5年生でこのようなミスが出ることがそもそもレベルが低いとも言えるのですが、これらの問題はトレーニングで解消できます。

圧倒的にディフェンス組織を崩されたとか、相手のスキルに全く手も足も出なかったというシーンは(もちろんありましたが)とても少なかったように見受けられます。

また攻撃においては、ボールをキープした後のプレーにミスが多いですし、パスを受ける前の準備段階で様々なミスが発生しています。それ故にパスを複数回つなぐことができませんし、結局攻撃は個人のスキルに頼ってしまっていました。

攻撃も守備も組織的なプレーが少なく、個人の能力頼みになってしまったわけですが、その個人の能力がこれまでは全く足りていない中であれだけ守れて攻撃ができたのは、その能力が向上している証になります。アジリティの向上を目的としたこの時期のトレーニングの成果が出ているのでしょう。嬉しいことです。

また徐々にですが戦術的な理解が深まっているのも良い傾向です。まだまだ回数は少ないですが、アドバイスしたプレーが試合中に出る回数が増えてきました。おそらく本人たちも自覚しているでしょう。一試合一試合、上達する自分に気付いているはずで負け続けても充実感は感じているようです。良い事ですね。

結果が出なかったこの大会ですが、単純なミスを無くし、あと少しだけ身長が伸びて体が動けるようになるとガラッと変わる手応えがあります。トレーニングを継続し子供たちの成長を待ちましょう。

22日に参加のゆづき君。相変わらず元気ハツラツですが少し空回りしていた印象。サッカーに取り組む姿勢は良く、お父さんもゴールキーパーで身近に良いお手本がいます。一つ一つのプレーをしっかり丁寧にやれば絶対にもっと上手くなります。がんばれ!!

こちらも22日に参加のフジモン。これまで試合に中々参加できなかったのですが、得意なディフェンスでチームに貢献していました。彼もとても素早く動けるようになっています。負けん気の強さはチームで1番!技術が向上するこれからに期待ですね。

5年生の試合に初めて参加したゆうま君。この風貌ですからかなり心配してましたが意外や意外、ディフェンスでしっかりと相手を止めていました。彼が良いプレーをするとチームが盛り上がるという不思議な現象にも遭遇。本人もとても楽しかったようで少しばかり自信がついたようです。まぁあれだけ出来れば自信も付くでしょう。ただもう少し痩せると良いかな。

相手に激しくチャージしてボールを奪うえいと君。まだまだミスが多いですが、長い手足を使ったプレーは外国人選手のようです。やるべきプレー、やってはいけないプレーを頭の中で整理して実践できればもっと上のレベルになるでしょう。あまり心配してません。

えいと君のドリブル突破!実際に見るとやっぱり迫力があります!

23日から参加したりょうせい君。自由に動き回るプレーは、戦術を全く無視してますがそれが魅力でもあります。攻撃も守備も一生懸命に走る姿はとても素晴らしく、また常に楽しそうにしてるプレーするのが特徴でこちらも微笑ましくなります。そしてキーパーも上手です。器用な選手ですね。

守備でも頑張り、攻撃ではスーパーゴールを決めたゆうり君。彼がここまで守備が出来ると予想外でした(ごめん!)。ヨガの効果か、トレーニングの成果か、俊敏性が増して中距離のスプリント能力が向上しています。攻撃の守備もできる貴重な選手。戦術的な理解がもっと深まることを期待。

ディフェンスの中心かずま君。この二日間という短期間でとてつもない上達をしました。一試合毎に成長するのが分かり、この大会は彼のための大会であったと言っても大げさではありません。これまでのひ弱な姿は無く、一対一、カバーリング、ボールを奪ってからのプレーは目を見張るものがあります。失敗した時の理由も本人は分かっているようですし、一歩一歩成長してくれれば。

ボールを大きくクリアするかずま君。試合をする毎にディフェンス陣をまとめリーダーシップを発揮するシーンも。彼にとっても私にとっても充実した二日間でした。

かずま君の台頭によりミッドフィルダーにポジションを移したそら君。迫力あるドリブルと得点力が強みです。彼がミッドフィルダーになったことにより、攻撃にパワーと推進力が生まれ迫力ある効果的な攻撃ができるようになりました。この大会でチームで一番得点を取っているのかな?チームの大黒柱的な存在です。あとはドリブルしている時にもっと周りを見ることと、パスの技術を向上させることですね。

ミッドフィルダーは中央、サイド、そしてフォワードと多様なポジションで活躍したあおと君。足元の技術に優れてますが積極性に不安がありました。が、彼もこの大会で脱皮するのに成功したようで、絶対に勝つ!という強い意志がそのプレーに見れました。本人にも言いましたが、彼の能力が最大限に発揮されるのは相手のペナルティーエリア付近です。どうやったらボールを失わずにそこまで行けるのか?何回か成功していましたが、その回数が増えればもっと脅威的な選手になれるでしょう。

味方に大きなゼスチャーで指示を出すあおと君。こんな姿はこれまで見れなかったですね!

あおと君と似たような課題を抱えているリオ。小学生は体が小さいとそれだけで不利になります。22日の試合で王子にアシストしたようなパスを出して自らもゴール前に飛び込んでいければ、なでしこジャパンの長谷川唯選手にようになれます。そして彼女もこの二日間で急成長した一人。手応えは掴んでいるようなので今後に期待しましょう。

彼女の最大の魅力はこの笑顔でしょう。味方のゴールに嬉しそうな表情。こういうシーンが多く見られると結果も付いてくるのです。

ドリブルで突破するシーンが目立ったかいと君。1ゴールを決めましたが、もっと決めれたはず(笑)。まだまだボールタッチが雑な時がありますが、そのスピードは大きな武器です。おそらくこれから技術的な向上が見られると思いますので、半年後はもっと活躍していると想像できます。もしかしてチームのエースストライカーになっているかも??

いつもがむしゃらな王子は少し伸び悩んでますね。それもそのはず、このところ身体的な成長が停滞してます。もう少し考えながらプレーしてほしい時もありますが、ただやろうとしているプレーは間違っていません。身体的な成長が伴えば一つ一つのプレーに余裕が生まれ実効的なプレーが出来るようになるでしょう。時間が解決してくれます。まずはたくさん食べてよく寝ること。

最後は優秀選手に選ばれたやまと君。ゴリゴリと進んでいくドリブルはチームの大きな武器になってます。また大事な試合でゴールを決め、攻撃にも守備にも貢献する姿が優秀選手に選ばれた理由かもしれません。彼は昨年の秋からクラブで一番成長した選手です。以前の内気な姿からは想像できないほど積極的になっています。この大会でもかずま君同様に急成長しました。この経験を自信に変えてもっともっと成長してほしいですね。

やまちゃんのゴールをみんなが祝福!

有意義な二日間でした。みんなのこの笑顔が充実した大会だったことを物語ってますね。

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