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東京ヴェルディ永井監督と西が丘の監督の共通点

本日、西が丘にて東京ヴェルディ対ヴァンフォーレ甲府の試合が行われました。多くのクラブの子が観に行ったと思いますし、当然私も行きました。

最近の東京ヴェルディは、前回西が丘で快勝した試合から苦戦が続き、前節からようやく永井監督のサッカーが実践できるほどになってきました。永井監督が志向するサッカーは、とにかく技術レベルが高く、プロであっても簡単には実行できないほど難しくある程度の時間が必要になります。

そしてこのサッカーは、世界的なトレンドでありイングランドやドイツのビッグクラブだけでなく、様々なカテゴリでこの「ポゼッション志向」のサッカーを観る事ができます。

この戦術の説明をこのブログで行うのはあまりにも長くなってしまいますし、専門的過ぎるのでやめときますが、簡単に言うとチーム全体でボールを保持しつつ、相手ディフェンスが手薄になったゾーンを攻め込むということです。
これにはボールを奪われずに冷静に相手を見る技術、相手の弱点を見つける戦術眼、チームとしても意思統一が高いレベルで求められます。

現在の永井監督が率いるヴェルディですが、その戦術的な中心となっているのが18歳の森田選手と17歳の山本選手です。この二人は永井監督がユース(高校生)の監督だった時の教え子であり、永井監督のサッカーを3年間みっちり指導され、ユース年代で常に日本代表に名を連ねていたとても優秀な選手たちなので、トップチームでもすぐに活躍するのは納得する話し。

ところで山本選手の記事で永井監督の練習について書かれているのが面白いのでご紹介します。

「ボールを止める、蹴るといった基礎技術から立ち位置の重要性まで、とにかく永井さんはディテールの部分を追求する。指導者からそんな細かいことを言われたことがなかったので、驚きつつも新鮮でした。サッカーの見方もだいぶ変わりましたね。何がこのゲームを左右するのか、プレーの奥まで目を届かせる習慣が身についた」

とのことですが、もしこのブログを西が丘の子供たちが読んでいるのならば、ん?と思うはずです。インサイドキックの蹴り方、コントロールしやすい位置にボールを止める重要性とそのやり方、ボールから遠い足の方でボール止める、そしてその時の身体の向き、、、。まさに上記にある基礎技術や立ち位置の重要性といったディテール。

どこかで聞いたことありますねぇ。そうです、普段の練習で監督が口酸っぱく言っていることですね。

また別の記事で永井監督について以下の記載がされています。

永井監督は、こだわりの人である。ボールの動かし方やパススピードにこだわり、特にポジショニングにはセンチ単位でこだわる。選手の評価基準はサイズや身体能力よりも、技術と状況判断の正確性がプライオリティの上位。目安となるボールポゼッション率は80%で、相手を圧倒して勝つサッカーを目標に掲げる。

この選手の評価基準も全く一緒ですね。試合でどれほど活躍したところで、それがフィジカルに勝るだけであれば評価されないですし、結果に結びつかなくてもプレーの質が良かったら褒め称えるわけで、このプレーの質というのがまさに技術と状況判断の正確性なわけです。

先日行われた日本代表の試合には中島、安西、畠中選手が、6月に行われたコパアメリカには渡辺選手が東京ヴェルディユースの出身として選出されています。
若手の育成に定評がある東京ヴェルディ、そしてその指導ととても似通っている西が丘の監督。クラブの子供たちの将来に大いに期待してしまうのは私だけでしょうか?

※本ブログで引用した記事は以下です。

永井監督「中村俊輔を超えるよ」山本理仁、17歳でヴェルディ司令塔。

永井秀樹新監督のヴェルディ再建策。右腕は“Jバブル”を知る藤吉信次。

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