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六年生大会 勝利する日を信じて

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本日の試合は一敗一分け。

勝てない、勝ちきれない試合が続いています。個々にフォーカスしてみるとリーグ戦の初戦から考えると抜群に良くなっています。半信半疑だった自分の実力が今では確信に変わったのでしょう、堂々したプレーは見ているこちらも嬉しくなります。本日の試合でも積極的な姿勢はとても評価できますし、ゴールに結びつかなかったプレーやいくつかのミスは、実行しようとしたプレーの意図はわかるのでこのまま継続してほしいものです。

しかし結果が出ないことは事実であり、そこには必ず原因があります。シュートを外したこともそうであればその前のパスが少しずれてしまった事、パスを出すタイミングが悪かった事、また守備のポジションが悪くシュートをさせてしまった事、自分のマークを外してしまった為に相手に有効なパスを出せれて失点の起点を作ってしまった事・・・。
得点が出来ない、失点をしてしまう、それは目に見える現象だけでなく様々な事象が重なり合った時に発生してしまうものです。

何度も書きますが、みんな一試合毎にとても成長しています。前回の試合と本日の試合を比較してもその成長ぶりはよくわかります。でもまだ足りません。彼らはもっと成長できるはずで、成長するスピードはもっと上がるはずです。今は長所を伸ばしつつ、練習では足りないところを補っています。できないことがたくさんあるので、それを一つずつ組み立てている最中です。しかし、もしかしたら彼らにもそれが悪い意味で浸透してしまっている気がするのです。各自の長所と短所にフォーカスし過ぎて、一番大事な目的が彼ら自身さえ見えなくなっている可能性があります。
一番大事な目的、それは当然ゴールであり、試合に勝つことです。このブログでは試合に勝つことは最優先ではないと書いていますが、それは育成の観点であり、試合中における全てのプレーはゴールと勝利に結びつかないと意味がありません。ゴールを奪うためにドリブルする、パスをする、守備をする、その目的を勘違いしては絶対にダメなのです。

「自分はドリブルを上手くなりたいからパスをもらったら絶対にドリブルで相手を抜く!」

「ディフェンスが得意だから絶対に相手に抜かれない!」

これらの目標はとても素晴らしいことで、試合におけるテーマの設定として悪くありません。このように常に目標意識を持っている子は確実に伸びます。ただ、今のメンバーにはもう少し高いレベルを要求する時期なのでしょう。

「ゴールまでの過程で今のプレーは正しい判断だったのか?」

「ゴールを奪うという目的で他に選択肢は無かったのか?」

「勝利するためにそのポジションは正しいのか?」

「勝利するためには今の状況でどのようなプレーが相応しいのか?」

このような高いレベルの問い掛けが必要な時期であり、またそれに応えられる実力が付いてきたとも言えます。もしかしたらもっと早くこのような問い掛けが必要だったのかもしれません。とここまで書いて気付いたのですが、そうなると何だかんだ偉そうなことを言って彼らの実力を見くびっていたのは私かもしれません・・・。

とにかく日々成長する彼らを信じて、これからも応援して行きましょう!

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