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新六年生大会向けの練習試合 純粋な気持ちになれる日

本日は来年度から行われる新六年生大会に向けた練習試合を行いました。招待いただいたチームの方々、貴重な機会を頂戴し誠にありがとうございました。

若干、風が強い日でしたが天気に恵まれ少し動くと汗ばむ陽気。寒い中の試合は可哀想ですが、河川敷と言えどもこのくらいの天気なら問題ないでしょう。なお最近の高学年クラスのテーマは「自主性」です。それを育むために指導者はあまり指示を出さず、試合におけるシステムやメンバーは彼らに決めさせることが多くあります(本日の各試合の出場メンバーはじゃんけんで決めたようです)。

「自主性」というと無責任なように聞こえますが、ある程度のアドバイスはしています。勝つためにどうするか?出場している選手の特徴を活かすにはどうするか?失点しないためにはどうするか?個々がどのように試合に貢献するのか?難しいテーマではありますが、監督曰く、「考える内容とその機会を与えることが今、最も重要なこと」なので今後の成長を楽しみにしましょう。

確かに試合中に指導者があれやれこれやれと指示を出しても面白くないですからね。ここは思い切って彼らを信頼し、彼らの判断を尊重しましょう。長い目で見れば必ず彼らの役に立つはずです。

それにしても子供たちのサッカーはとても純粋です。練習試合における各チームの目的はそれぞれ違うのでしょうが、目標に向けて取り組む姿勢は本当に純粋です。今日の3チームとも全員が試合に勝つため、良いプレーをするために純粋に試合の取り組んでいます。そこには悪意やよこしまな気持ちは一切入る余地はありません。勝つために声を出してチームを盛り上げ、ミスをした仲間には気落ちしないように慰めたり、時には叱咤したり。そして彼らを応援する保護者の方々も一つ一つのプレーに一喜一憂し、ゴールが入れば喜び、シュートを外せば選手よりも悔しがり、こちらも純粋にサッカーの試合を楽しんでいました。

本来子供たちはこのように純粋に物事に取り組むものです。素直な彼らはチームの為に自己犠牲を厭わず、勝つために全力でプレーします。そこにチーム内に序列を作ったり犠牲を強いてしまうのは大人の都合に過ぎないのでしょう。そのような大人や社会的な都合で動くようになるのはプロサッカー選手になってからで十分です。今のうちはとにかく楽しく、正しく努力する方法や機会を設けるのが大人の役割であると信じてます。

4月から新六年生の大会が始まり、他の学年は早ければ来月から始まります。来年度の大会もこれまでのスタンスは変えず、目先の結果は求めずにサッカーをきっかけにした成長を促すような姿勢で臨みます。

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