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自ら行動を起こしプレーすること

サッカーに同じシチュエーションはありません。ボールを奪った瞬間に、近くの相手の位置、味方の位置、奪った位置(自分のゴール前、中盤ポジション、相手ゴール近く)、点差(勝っている状況か、負けている状況か、引き分けの状況か)等々、細かい違いがたくさんあります。

選手はこれらの状況を鑑みて、ボールを奪う前から奪った後にどのようにプレーするのか?どうすればゴールできるのか?を瞬間的に想定し、パスをするのか、ドリブルをするのかを決め、その選択に基づき体の向きや重心の置き所を考えて次のプレーを決定します。

このようにサッカーは試合の刻々と変化する試合の流れを事前に想定し、ボールを奪った瞬間から自主的にアクションをおこす必要があり、それができないと後手後手の対応となり、常に相手の背中を追ってばかりの試合になってしまいます。

大切なのは試合の流れからあらゆる仮設を考える想像力、ボールを奪った瞬間に次の動作を決める決定力、選択したプレーを実現させる技術。中でも一番大事なのは自らプレーを選択し、自主的に決める強い意志と行動力です。

相手が右にドリブルしたから着いていくのではなく、自ら相手を右に追い込みボールを奪う。相手が右から来たから左にかわしてドリブルするのではなく、相手が右から来るようにボールを保持して来たところを左にかわしてドリブルする。このように見た目は同じようなプレーでも自主的に判断してアクションをおこし続ける事により、相手より有利にプレーすることができます。

不思議な事に自主的にプレーしたほうが良いプレーができます。

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