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試合への取組みについて

3年生の保護者の方々にメールでご連絡した、公式戦の登録可否およびユニフォームの購入について下記のご質問を多くいただいております。メールでご回答するには文章が長くなってしまうので本ブログで回答いたします。

ご質問

「ユニフォームを購入するのは良いけれど、うちの子が試合に出る機会はあるのでしょうか?」

現在、当クラブに3年生は約20名おります。また小学生のサッカーの試合は、以前は11人制でしたが現在は8人制です。キーパーを抜かすとフィールドには7名しか出場できません。よって20名全員が試合に来ても出場できない子がどうしても発生してしまいます。それも経験であり、悔しさを煽りバネに変えて技術と精神を向上させるというのも指導の一つです。

しかし私どもはその指導は好みません。良い悪いではなく、好んでおりません。だからと言ってすべての子を出場させるのも賢明な方法ではありません。小学生のうちはいくら技術が優れていても足の速い子や体が大きい子に勝つ事はできません。大会になると相手チームは勝つために速く強い子を多く出場させてきます。そのような状況で能力が劣る子を出場させても技術面、精神面とも何一つ向上しません。試合後に残るのは自信を無くした子供たちと、それを悲しい眼差しで見る保護者の方だけです。

したがい私どもは以下の取組みを行っています。

 ・20名程度の登録選手の場合は、1チーム10名程度に分け、2チーム作成する。
 ・1チームは公式戦用のメンバーで、足が速く体が大きい、またはそのようなチームに対抗できる子を選出する(仮にAチームとします)。
 ・もう1チームは、足が遅い、体が小さい、もしかしたら気持ちが弱い子で構成する(仮にBチームとします)。
 ・Bチームが日本サッカー協会主催の公式戦には出場しませんが、他チームとレベルを調整した大会に出場し、接戦を経験させてより効果的な成長のアプローチを図ります。
 ・年間の試合数はAチームもBチームも同程度にします。
 ・なお子供は急成長する場合がありますし、停滞する場合もあります。日々の練習を見てAチームとBチームの入れ替えは適宜行います。

上記の取組みにより、各自レベルが合った大会に出場する機会があり、実力に見合った成長が見込まれると考えています。スポーツ選手として、自信やこれまでの努力を木っ端微塵にされる強烈な経験は必要ですが、今では無いと思います。今はなによりもサッカーを楽しみ、そして試合後の親子の会話が「何も出来なかったね・・・、元気出しなよ」ではなく、「あのプレーは良かったね!あのプレーはこうしたら良いんじゃない?」などの前向きで楽しい会話になってほしいと望んでいます。

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