今日は4年生を中心に練習試合を行いました。

いつも5年生たちと練習しているせいか、普段はとりたて目立たない現象が良くも悪くも色々と見えた1日でしたね。

もしかしたら4年生という年代は、心身ともに一番バランスが取れていないのかもしれません。体は大きくなってきているので、周りからの要求が高くなり、しかし思考はそれほど成長していないので理解する事が難しく、また各四肢の動きをつかさどる神経の発達も未熟なので、脳が理解出来たとしてもその動作を行う事がこれまた困難なのでしょう。

もちろん個人差がありますので、一概に全ての子に当てはまるわけではないですが、多くの子が伸び悩む年代な気がします。そういえば今でこそ西が丘のサッカーを体現している、5年生のまさと君やそらと君も4年生の中ごろからその才能が開花してました。

ただこの年齢の特徴なのか、とてもおとなしい子が多いです。今日の対戦相手もそうでしたが、自己主張がどうも苦手な感じを受けます。これも冒頭と心身のバランスになるかと思うのですが、どうやって自分を出すのか分からないのかと。。。監督やコーチから言われれば素晴らしい力を発揮するのですが、言われないとやらない。そこまで自分で自分を高める術を知らないという事でしょうか。もちろん私たちも色々なアプローチで彼らのスイッチを入れますが、しかし最後はやはり自分自身の意志の力がとても重要です。

同じ年齢でも、例えば絶対にゴールしてやる!、相手からボールを奪ってやる!ドリブルで相手を必ず抜いてやる!という強い意志を持っている子はやはり頭角を現してきています。

またこの年代のもう一つの共通点。みんなほんとうに優しいです。まあ一人だけ異端児がおりますが(笑)、とにかく優しいです。思いやりがあって大変素晴らしいのですが、それだけしかないというのは彼らのこれからが不安です。レイモンド・チャンドラーではないですが、やはり強さと優しさが同居しなくてはいけません。

そんな4年生ですが、私たちは彼らに対して、技術的な事だけではなく、メンタルにも粘り強くアプローチしていきます。皆様も彼らに対し、何かしらチャレンジさせる機会をたくさん作って彼ら自身に色々と考えさせてください。なぜできたのか?なぜ失敗したのか?なぜやらなくてはいけないのか?どうやったら上手くできるのか?自分は今、何をやるべきなのか?

思考が成長を促します。

投稿者 松尾