今年も合宿を行いました。

色々とありましたが、特に大きな怪我や事故が無く、無事に終わって何よりです。今回は昨年の17名から倍の37名の参加でした。

合宿の内容は昨年同様に地元の強豪チームとの試合三昧です。地元の強豪とはいえ、東京都で上位に位置しているチームなので本当に強かったですね。そのようなチームが二日間もお付き合いいただき、とてもありがたい事です。

さてたった二日間でしたが、課題もあり新たな発見もあり、充実した合宿だったと思います。今後のためにも少しまとめてみしょう。

まずは5,6年生。6年生が少ない中で良くやっていたと思います。課題は相変わらず相手との競り合いが弱い事で、もっともっと強い気持ちを持って、相手に絶対負けないという意識でプレーしないと勝てないでしょう。技術的な視点ではあのレベルの相手に問題無くやっていましたので、あとは闘争心ですね。ただそんな物足りない彼らにも素晴らしい点があるのです。夜、子供たちだけの部屋で中学年の子が緊張して眠れなく、泣いてしまったという事があり、6年生の子がその子が落ち着くまで色々と話を聞いてあげたり、励ましたりして付き添っていたようです。その他にも元気が取り柄の中学年や低学年の子たちをよく面倒見ていました。

今の6年生は確かに強さが足りません。しかし優しさや責任感は誰よりも優れています。この点はきちんと認めてあげないといけませんね。

続いて3,4年生(それと数名の2年生)ですが、まず高学年クラスの試合に出場した4年生については特に言う事はありません。常に向上心を持って臨んでいますので、このまま厳しい環境で頑張ってくれれば良いかと思います。

そして多くの3,4年生ですが、この年齢になってくると試合に負けたくないという気持ちが強く芽生え、試合中の態度に多くの問題が見られました。

例えば「何でそんなミスするんだよ!」「ちゃんとやれよ!」「なにやってんだよ!」という言葉が試合中に飛び交い、雰囲気はとてつもなく悪くなります。相手に勝ちたいという意識がこのような汚い言葉になっており、その気持ちはとても大事な事ですが、あまりに思いやりの無い言い方で、とてもチームメイトに対する言葉遣いではありませんね。

ただこうなったらそこは指導者の腕の見せ所です。幸いにも当クラブに優秀なコーチがそろっていますので、試合中の声がけやコミュニケーションの仕方を教えて途中からとても良い雰囲気になりました。

そして雰囲気が良くなると良いプレーも出るもので、あのチーム相手に堂々と渡り合える事が出来ました。相手は東京都で上位のチームで4年生。こちらは2,3,4年生の混合チーム。これからが楽しみです。

なおこの3,4年生の課題はグランド外のところですね。食事の好き嫌いが多かったり、食べ方が雑だったり、後片付けに難があったりと、これらは私たちだけでは中々改善できないので、個別にお母様方と話そうかと思っています。

最後に帰りの電車でみんなに感想を聞いてみましたが、とにかく楽しかったようで安心しました。グランドでは厳しく、しかし宿ではリラックスさせていますので、それが良い効果をあげているのでしょう。ただ枕投げや相撲大会などは勘弁してほしいですが・・・(笑)。

投稿者 松尾