私たちのクラブはチーム名のとおり、西が丘サッカー場(国立科学スポーツセンター)のフットサルコートで練習しています。

特にこの場所しか無いというわけではありません。周りにはいくつかの小学校がありますし、少し大きい公園もあります。ただ、やはりこの場所には拘りがありました。それは人工芝が敷かれているという事です。

設立当初から育成のテーマを含め、色々な取り決めをチームで行いましたが、その中でも絶対行うと決めていたのがこの場所での練習です。では何故このグランドなのでしょうか?

人工芝にはデメリットがあります。しかしそれ以上にメリットが大きいと判断しました。それは転んでも痛くないからです。当たり前と言えばそうなのですが、土のグランドで転べばすぐに擦り傷や打撲をしてしまいます。ましてやスライディングをした時の腿などは見るに耐えられない擦り傷ができます。そのような環境で、子供達が思いっきりプレーできるでしょうか?低学年の子供などはバランス感覚がまだ未熟ですのでよく転びます。その度に痛い思いをしてはサッカーを楽しく感じる事などできないと考えておりました。その点人工芝であれば(もちろん天然芝が理想ですが)、転んだ時の痛みのストレスを感じる事無く、集中して思いっきりプレーできるのです。

このような小さな事ですが、練習では子供達のストレスを如何に無くし、練習に集中される事ができるかがとても重要な事だと考えています。ですので、今後も西が丘のフットサルコートや最近行っている赤羽スポーツの森で練習し、そこをホームグランドにいたします。

余談ですが、人工芝はやはり人気の為、クラブ設立前に西が丘フットサルコートを継続的に使用する契約は少々骨が折れました…。本来はもっと早くこのクラブを立ち上げる予定でしたが、予想以上に交渉が長引いてしまいました。その間に他のグランドという選択肢もあったのですが、全て土のグランドだったので泣く泣く諦めた事もありました。今思えば、そこで妥協しなくて良かったなと思います。

投稿者 松尾