試合後にキャプテンのぶーさんに言われました。

「なんで俺たち勝てないんだよ?」

その場で本人にもその後にみんなにも言いましたが、これだけ六年生がいないと勝てないです。何度も書いてますが小学生の試合では体格の差、身体能力の差が試合の結果に多大な影響を及ぼします。そう言うと去年は勝ってたじゃないか!と言われましたが、フィジカルモンスターのりょうじがいた前期リーグはほぼ勝ってましたが、彼が抜けた後期リーグは散々な結果に終わってます。そして今年のチームにおいてもりく、りょうじ、ゆうきと昨年から試合に出場していた六年生がいた前期リーグは、彼らが揃った試合では全勝しています。そしてチームに多大な貢献をしていた彼らがごそっと抜けたこの後期リーグで勝つのが難しいのは当然の話し。

という話しをしたら納得してましたが、しかしだからと言って負けてよいということではありません。全力を出さないで負けるようならそれはもうサッカーをする資格はなく、即刻グランドから出ていくべき。とはいえそんな選手はこのチームに一人もいませんし、全力を出し切る戦いはどのような結果であっても胸を張る価値があります。

なんだか言いたいことがたくさん出てきたので書きますが、そもそも前期リーグで100%の力を出し切っていたのでしょうか?上記の彼らが揃った試合では70~80%程度の力で勝つことができたと思います。今の試合のように個々が全力を出し切る、ドリブルで突き進むしか打開できない状況、全力でディフェンスに戻る状況、一人で二、三人を相手に攻めも守りもしなくてはいけない状況に陥ったでしょうか?そのような状況がたくさんある今、個々の能力を伸ばすには最高な環境です。全力を出さないでも試合に勝てる環境よりも常に全力を出し切って、それでも勝てないこの状況は絶対に今の方が価値があります。
もっと書くと、前期リーグでぶーさんがあれほど目立ちましたでしょうか?しゆうやしょうま、しょうごが中心となる試合があったでしょうか?とも君がこれほど目立つ試合、はるか姉さんがこれほどまでの責任を背負っている試合がありましたでしょうか?確かにチームとして結果は出ていませんが、個々を見ると前期リーグよりも格段に成長しています。もちろん六年生だけではなく、五年生や四年生もとてつもない成長をしているのです。

この年代の勝ち負けは全く意味がありません。トップリーグに出場していても全力を出さない選手は中学生になって消えますし、下位リーグでも常に全力を出している選手は這い上がってきます。今は勝ち負けよりも「全力を尽くす」このことだけを考えましょう。

前置きがとてもとても長くなりましが写真です。今回は少しだけ撮影できる時間がありました。全員を撮ることはできませんでしたが、、、ごめんね。

キーパーのとも君。最近は指示の声が大きく、回数も多くなってきました。プロのキーパーは試合後には声が枯れています。今日の失点は彼には不運でしたが諦めることなくそのスタイルを継続してほしいですね。

3バックの中央が定位置のしゅうたろう君。五年生で線も細いですが、知的なプレーで相手の攻撃の芽を摘みます。後期リーグの途中から出場ですがGKのとも君の指示を聞いて奮闘していますね。五年生の有望株!かんばれ!!

今日、1得点のそら君。四年生で六年生チームのレギュラーです。ぶーさんのようにスケールの大きい選手になってほしいです。

写真の映りが悪くて申し訳ないけど四年生のかいと君。このクラブに入会した時は前方に100%の力でドリブルすることしかプレーの選択肢がありませんでしたが、最近はプレーの選択肢が広がりとても良い選手になってきました。何事も経験だ、がんばれ!

あれ?後ろにいるのは・・・・・?

ドリブルで進むしょうご。頼むよー、試合にコンディションを合わせてくれよー。今日はミスが少なかったけど、それはチャレンジしてないから。もっと出来ることは知ってるよ。

この写真も粗いですがはるか姉さん。姉さんに言いたいのは一つだけ。相手のペナルティーエリアに入ったら自分で勝負だよ!そこでパスはいらん。自分が点を取る!という強い気持ちを持たないとダメ。

今日の試合で新たな可能性を見いだしたしゆう先輩。3バックの一角で一対一の強さと力強いドリブルで進むプレーはとても良かったです。もしかしたらこの日が彼の転換点かもしれません。ちょっと彼の見方が変わりました。

最後はぶーさんで。負けて悔しいなら自分の力でチームを勝たせてみな。そのくらいできるよね?

来週の試合も学芸会などで六年生がより少なくなります。出場する選手は成長できる機会を得られる絶交の機会です。成長したければ全力を尽くすだけ、それをしない選手は消えてゆくのみ。

それと全体的に言えることは、プレーのイメージが乏しいのが気になります。攻撃のシーンだけでなく守備の時もどのようなプレーが効果的なのかをもっと突き詰める必要があります。それにはテレビやスタジアムでサッカーを観ること。Jリーグや海外リーグの良いプレーをたくさん見て、自分がプレーしている時のイメージを膨らませましょう。

投稿者 松尾