昨日の月曜日の練習において、赤スポの隣のコートで新しいチームでしょうか?体験練習会を行っていました。ざっと見る限り20名程度の子供たちが集まってましたね。それぞれ着慣れた練習着で初心者は見かけなかったので、コーチの方がこれまでの繋がりで連れて来たのかもしれません。

私たちのクラブも来年で設立10年になりますが、その間に新年度を前にしたこの時期に、新しいチームが4月からの活動を見据えて2月や3月に体験練習会を実施してきたのを何度も目にしてます。それでも残念ながら継続してチーム活動している団体はとても少なく。元々サッカーは子供たちに人気があるスポーツなので、ある程度の人数は集まります。これまで見てきた様子からおそらく50名程度であればどのチームでも集めれるのではないでしょうか。
しかしどうやらそこから壁があるようです。勢いよく50名集めても、その人数を維持する、もっと伸ばすのが難しいようで何かしらの原因があるのでしょうが、気付いたら新しいチームは無くなっています。

このように新しいチームがすぐに無くなってしまうのは本当に残念の一言です。よくチーム間で子供の取り合いのようなことで揉めるのを耳にしますが、それは間違っています。子供たちの習い事でサッカーが人気があると言っても、クラスで何人の子がサッカーをしているのでしょうか?北区の小学生の人数を調べたら平成29年度で4,505人でした。そして北区の少年少女サッカー協会に登録しているチーム数は35チームです。各チームの人数がバラバラなのは承知ですが、平均すると40名程度ではないでしょうか。そして35チーム×40人で1,400名程度の子供がサッカーをしていると試算すると、北区の子供は約3割の子がサッカーをしているとの仮説を立てることができます。

3割が多いのか少ないのか?私には残りの7割に伸びしろを感じます。しかし既存のチーム数ではこれが限界とも思えます。例え私たちのチームが何かプロモーションを行ったとして人数が大幅に伸びるとも思えません。そこで新しいチームが必要なのです。新しいチームが複数立ち上げって、サッカーと繋がっていない残り7割の子たちをサッカーの世界に触れさせてくれれば、必然的にサッカーをする子の割合は増え地域全体でサッカー熱が高まり、それは既存のチームにも新しい子が入会してくるという好循環をもたらすはずです。

このような理由から私は新しいチームの設立を歓迎しているのですが、冒頭に記載したように継続していくは難しいようですね。子供が入って来ないとか何かしらのトラブルで人数が少なくなった、継続するモチベーションを保てなくなった等々理由があるのでしょうが、何かあったら是非サポートさせていただく心づもりです、私は。西が丘サッカークラブは来年で10年になりますが、活動を継続させるにはやはりそれなりの工夫をしています。このブログもそうですし誕生日カードもそうです。そして何よりグランドではどのチームよりも真摯に指導している自負があります。

新しいチームの指導者は見ていると、とても情熱的で活発に指導しています。誰にも負けない自分の指導理論もあるでしょう。しかし上手く行かなくなると指導者が徐々に元気が無くなり「このチームも先は無いな」と感じるのです。非常に痛々しい光景で、あまり見たくはありません。できれば手を貸したいのですが・・・。

来年度も近隣に新しいチームが立ち上がります。このチームがこれまで通り数年で無くなってしまうのか、それともしぶとく継続していくのか、期待を込めて見ていようと思います。何かしら交流があれば地域の特性などアドバイスしたいのですけどね。

投稿者 松尾