今日は来年度の六年生チームの練習試合。とはいえ現五年生は一人だけで、あとは四年生と三年生。四年生と三年生は良い機会に恵まれてますね。これも普段から彼らが頑張っているからでしょう。

さてその試合ですが、とても質の高い内容で特に不安になることは無かったです。判断が悪いところは試合中に改善できましたし、様々なポジションを試す中、各自がベストなプレーをしてくれました。このまま伸びてくれればみんな本当に良い選手になりますね。

とはいえ大会は別です。大きな違いとしてグランドが挙げられます。大会が行われる河川敷のグランドは、今回のような人工芝ではないのでボールが不規則な転がり方をします。今日のような丁寧なパスまわしは河川敷のグランドではイレギュラーするでしょうし、それにより相手に奪われる機会は多くなるでしょう。またドリブルやパスも荒れたグランドでは今日ほど上手くできるとは思えません。

またカバーリングと連動性に課題があります。今回のように質の良い試合が出来たのは各自の技量によるところが大きく、攻めも守りも個人の技術で対応できました(これはこれで素晴らしい事ですが)。しかし大会で彼らよりも足が速い、背が大きい、技術が勝る選手が出てきた場合はどうでしょう?

守りでは誰かがボールを奪いに行く際に、まわりの選手はボールを奪えなかった事も想定して瞬時にポジションを変更する必要があります。また攻撃ではまわりの選手がもっともっと味方のサポートをしなくてはいけません。個人で負けるならばグループで対処する必要があります。

しかしあまり心配はしていません。試合でこそ、このような学習機会が得られるのです。練習では上手くいくのに試合では上手くいかない・・・。この繰り返しが今後も続きますし、今のうちから学ぶことができるのは本当に素晴らしい事です。

いつも事ですが大会の結果は全く気にせず。それよりも試合で得られた学習機会を各自がどう乗り越えていくのか、サポートはできるけどやるのは彼ら。私たちは温かく見守りましょう。

投稿者 松尾