ワールドカップアジア最終予選 日本代表対サウジアラビア代表

結果はご存知の通り2-1で日本代表の勝利です。この試合では大迫、清武、原口選手の活躍がとても目を引きましたね。日本代表を引っ張ってきた本田、香川、岡崎選手が所属チームで試合に出れない状況でコンディションが上がらない中、これまでサブに甘んじていた選手達が一気に形勢を逆転した状態です。これにより日本代表の選手層がとても厚くなりました。

さて試合ですが、日本らしくとても素晴らしい試合を見せてくれたと思います。前々回のブログでは、「中途半端な個人技は通用する相手ではないので、複数の選手が連動したサッカーであれば勝機が見出せます。」と記載していますが、まさにその通りとなりました。大迫、清武、原口、久保選手と両サイドバックの連携からチャンスを作り出し、大迫、清武選手のパス交換から久保選手に渡り、最後は清武選手のシュートがPKになり先制点を奪取します。二点目は原口、本田、長友選手で中盤から左サイドに渡り、長友選手のセンタリングを原口選手が決めてます。

このように複数の選手たちが連動して動くことによりチャンスが生まれ得点が決まっています。また原口選手や大迫選手、両サイドバックの上下の動きも見逃せません。ピンチの際は自陣ゴール前まで戻り、チャンスの時は相手のフィールド深くまで全力ダッシュする姿勢は、近代サッカーのお手本のような動きです。

そう日本には個人で相手守備ブロックを崩せる選手がいません。なので全員で攻撃し全員で守るサッカーをする必要があるのです。「日本らしいサッカーの構築」が叫ばれ、しかし「日本らしいサッカー」とは何なのか?その答えが出ていませんが、チームプレーの基本である全員守備全員攻撃がその答えになるはずです。

さてワールドカップアジア最終予選も半分が終わりました。次は来年3月に試合があり、最終戦は9月です。昨日の試合を継続できれば予選突破は確実ですが、ワールドカップ予選は最後まで何があるかわかりません。まだまだ熱い戦いが見れそうですね。

投稿者 松尾