土曜日からJリーグが始まりました。今年も楽しませてもらいましょう。セレッソ大阪のディエゴフォルラン選手やワールドカップが控えている日本代表選手、そして我らが大宮の上田選手など見どころはたくさんありますね。

今節は残念ながら上田選手の出番はありませんでした。次に期待しましょう。さて今回はJ2の東京ヴェルディをピックアップしたいと思います。結果は敗北ですが、しかし驚くべきはスターティングメンバーで10代の選手が5人出場し、そのうち3人が高校生という構成です。チームの経済的な事情から若手を抜粋せざる状況なのですが、選ばれた選手はこの絶好のチャンスを是非ものにしてもらいたいですね。

しかしこの若い選手たち、もちろんプロサッカー選手なので実力は十分なのですが、果たして他のチームであればこんなに早く試合に出られたでしょうか?彼らが東京ヴェルディとプロ契約をする前にはおそらく他のチームからも声は掛かったでしょう。もっと良い契約条件のチームがあったかもしれません。それでも東京ヴェルディと契約したのは(ユースから所属しているのでその愛着も当然あると思いますが)、おそらくすぐに試合に出れると判断したことも考えられます。

ところでチームを選ぶポイントとして、強豪チームに入って周りの環境と共に上達していくやり方と、若干弱いチームに入り自分が中心選手となって、試合の中で成長していくやり方があります。どちらが正しいという事ではなく、自分に合ったチームに入ることが重要です。自分がどのようなチームに合ってるか判断するには、自分からどちらかの環境に飛び込んで経験するしかないですね。

ちなみに私の場合は、中学生の途中で全国レベルのクラブチームに入団。錚々たるメンバーでしたがスタメンで出れるようになり、しかし強豪チームではレギュラーを獲ることよりもそのポジションを奪われないようにする事の方が難しいという事を学ぶ貴重な経験をし、また自分の性格からトップレベルのチームではない方が性に合っている事が分かりました。その基準で進学する高校を決め、高校では大きな大会には出れませんでしたが、三年生の頃には複数の大学、企業から声を掛けていただき次に進む道を決めた次第です(当時はまだJリーグはありませんでしたね、懐かしい時代です)。

これから卒業して、新たな環境に入る六年生や、上のレベルの目指し頑張っている他の学年の子に私の経験が少しでも参考になれば。。。

投稿者 松尾