サッカーにおける六年生の卒業後の進路として、中学校の部活やクラブチームがあります。

中学校は顧問の先生の意気込みや力量によって多大な差があり、特に公立の学校だとそれが顕著に表れるようです。したがい、今後も真剣にサッカーに取り組みたいのであればクラブチームに所属して、専門的かつ本格的なトレーニングができる環境に身を置きたい、というのが多数の選手そして保護者の方の心境でしょうか。

今でも多くのクラブチームが練習会やセレクションを行っており、(私たちの練習後の赤スポでやっている事が多いのでよく目にしますが)そのたびに沢山の六年生が集まっています。それなりのチームになると1回の練習会やセレクションで100名程度は集まってます。その中から受かる選手は数人から20名程度ですかね?とにかく厳しい門であることは間違いありません。私たちのクラブからも数名の子がチャレンジしておりますが、まだどこも受かっていない子もおります。

 

色んなチームのセレクションにチャレンジして、しかしそのたびに落選することを繰り返すと、さすがに元気が無くなってきますね。そして、どこにも入れなかったらもうサッカーを続けることが出来ない!と言わんばかりの雰囲気を漂わせてます。

そのような姿を見るとこちらもかしこまってしまいますが、気にし過ぎです。このブログに何度も書いてますが、選手の成長は早い子もいれば遅い子もいます。それに一握りの強豪チームに所属した選手にだけ未来が開ける私たちの子供のころとは一変し、今はとても発達したスカウトのインフラが整っています。またそれぞれのレベルにあったチームが多数存在し、そのチームで物足りなければステップアップする事も当然、可能です。

ですのでどのようなチーム(学校)であれ、本人が常に高い志を持って日々の練習に取り組めば、自ずと道は開けます。実績も知名度も無い選手が地道な努力を続け大学生で開花したり、逆に有名選手が気付いたら消えていたり・・・。サッカーに限らずスポーツの世界ではよくある話ですね。

 

あまり焦らず、落胆するよりも、どんなチーム(学校)でも入ってから「何を成しえたいか?」、「中学生で身に着けるスキルは何なのか?」を考えて行動する事が重要です。本人が真剣であれば、高校や大学のチャンスはまだまだあります。

中学生の入り口で将来が決まってしまうほど、サッカー界は残酷ではありません。

投稿者 松尾